‘本’ カテゴリーのアーカイブ

[読書]シェア <共有>からビジネスを生み出す新戦略

2011年1月7日 金曜日

「シェアをカウンターカルチャーではなく、カルチャーのコアにすること」という言葉が一番しっくりきた。

「なんか斬新だなぁシェアって、ちょっとやってみよう!」という感じではなく、
「シェアなんてあたりまえ。重要なのはシェアからなにを生み出すかでしょ!」みたいな感じ。

ハイパー消費の価値観に疑問を投げつつ、
現代社会がもつ問題の解決策も提示しているのではないか。

ただ、
「個人が所有や自己の裁量を手放す」ということが必要で、
こういった新しい価値観が実行されるには、
「大きな破壊」がやっぱり必要だと、つくづく感じた。

サスティナビリティ(=持続可能な)という言葉が異常に出てくる。

以下、覚書。

・ハイパー消費から、コラボ消費(シェア)へ。
・「私」世代から「みんな」世代へ。

・ハイパー消費
 今買って後払い
 ライフサイクル
 ゴミをデザインする「支払いを終わる頃にはごみになる」
 あとひとつ症候群

・コラボ消費
 「moreとbetter」から、「moreかbetter」へ

・デザインからのアプローチ(コラボデザイン)
 シェアやコラボレーションの文化をつくるには、プロダクト、サービスのデザインが大きく寄与できる
 コラボ的サービスシステムを4つのデザイン要素にする。
  1.利用の円滑さ
  2.サービスの複製可能性
  3.アクセスの多様性
  4.コミュニケーションの強化

・デザインを考えるとき念頭におくこと
  最初にシステムを作る
  長持ちする
  修理において解体しやすい
  新しさと変化を織り込む

・コミュニティはブランドである。

・節約、一体感、便利さ、社会的な意識、サスティナビリティ。

・消費は、欲しい物を手に入れるために、与えながら協力しあうという「プッシュ」と「プル」の相互作用になった。

・評判資本(コラボ消費) ⇔財務的な信用度(ハイパー消費)

・価値を定義しなおす。

・過剰生産と過剰消費によって生まれた余剰を吸収

・コラボ消費のシステムの限界。個人が所有や自己の裁量を手放さない、または手放せない場合。

・使い捨ての「意図せざる結果の法則」。無知、過ち、目先の利益、基本的価値観、自滅的予言。

・自分の所有物に所有される。

・創造的行為はすべて破壊から始まる。

・コラボ消費のシステムの3タイプ
  プロダクト=サービス・システム
    所有より利用
  再配分市場
    中古品や私有物を必要とされていない場所から必要とされている場所へ移動させる
  コラボ的ライフスタイル
    人のあつまり、コミュニティ。

・コラボ消費の四大原則
  クリティカルマスの存在
  余剰キャパシティの活用
  共有資源の尊重
  他者との信頼

・インターネットの役割
  大勢で余剰キャパシティをリアルタイムにシェアできるプラットフォーム
  集合知の形成

以上。

参考
シェアをシェアする

[読書]Facebookをビジネスに使う本

2010年12月11日 土曜日

「正直、Facebook が、mixiやGreeとどう違うのかよくわからない。」
「もっといえば、Facebookのユーザーインターフェースは、分かりにくくて使いこなせない。」と思っている。

だけど、どうにかうまく使いこなせないモノかと思っている。

今回、この本を読んで、ビジネスとしての視点から見ることで、「なるほど!」と膝を叩く感があった。要は、他のメディアとの組み合わせ、そして、ビジネスの場合には、実業との組み合わせが重要なのだ。
日本では、個人情報の公開によるデメリットのイメージが先行している感がある。デメリットだけでなくメリットと両面から考えることが必要だ。バランスだ。

そして、デフレを嘆く前に、世界市場に目を向けてみよう。

以下、覚書。
・ピンポイントターゲット広告
・いいねボタン
・誰でも出店無料
・ファンページ ビジネス、コミュニティ
・TwitterもFacebookもブログもYouTubeもやる。それらをお互いに連携するこどでパワフルな集客の仕組みとして活用。それぞれのメディアの役割分担
・ダイレクトメールの6倍近い反応
・好感アクセス収益モデル 行動を起こさせるアクセスを増やす→収益化
・重要なのは、フォロワーやファンにとって価値の高いコンテンツであること
・サービスごとに、ホームページ、ツイッターファンページをもつことが重要。地域ごとも重要。
・業態別にみるファンページ成功のポイント
・イベントを開催すれば、イベント前、当日、イベント後、ファンとの接触が3回もできる。
・ファン化作戦、特別割引、楽しさの演出、リスク回避
・リアル事業との連携には、地域ごとにファンページなどのメディアをもつことも重要。
・ファン限定
・ファンの「マインドシェア」を高める
・ファンページ運営で大切な「3つのC」
・時間管理、自分メディアの構築
・ファンページ作成の七つのステップ 操作方法ではない。
・無料でファンを集める方法
・ターゲッティング広告
・世界をみる
・事例豊富

[読書]ネットがあれば履歴書はいらない

2010年12月6日 月曜日

就活、転職活動のノウハウ本ではなく、ソーシャルメディアの活用方法、ソーシャルメディアによるマーケティングについてヒントを与えてくれる内容である。

Facebook、Twitterをはじめ、様々なソーシャルメディア、ウェブサービスがあり、
アカウント登録したものの、使ってるのはTwitterだけ。しかも、内容が薄い。
なんて方は結構いるかもしれない。ソーシャルメディアに流れる情報を
「受信」するだけの方はそれでいいかもしれないが、
ソーシャルメディアの醍醐味である、情報の「発信」のためのノウハウが書かれている。(と思う。)

実際、これを参考にソーシャルメディアを活用していきたい。

以下、覚書。
・ギルド社会の到来。マネジメントをやる人間のポストは飽和状態。職人(ギルド)で生きることが必要とされている。
・セルフブランディング。自分の情報を発信することにより、より自分のウォンツ、ニーズを満たすことができる。
・個人情報保護とプライバシーは違う。プライバシーはコントロールできる。
・ライフログ(情報)の提供による利便性。レコメンデーション機能。
・ネットと現実という考え方への違和感。ネットでも現実でもリスクはある。重要なのはコントールすること。
・自分の情報開示により、自分のほしい情報が得られる。私的情報公開ルール作成のススメ。
・情報発信は「続けること」が重要。頻度より、テーマ。もちろん、需要と供給の視点も必要。
・セルフブランディングに徹するのであれば、ブログにコメント欄は必要なし。
・サイレントマジョリティ(見てるだけの人)
・Gmail、インターネットFAX、携帯電話番号、オンライン名刺。(私的には、Skype)
・情報発信を人との交流に発展させる。
・ネットで統一して使う名前を決める(実名orペンネーム)実名でも信用できない人はいる。ペンネームでも信用できる人はいる。
・自分の情報があるサイト
・Twitter質の高いフォロワーを獲得する方法
・効果的なブログの書き方
・ブログは講演会場、Twitterはパーティ形式の立食会

参考:
コネコネット 
メディアマーカー
SBIビジネス
Linkedin
friendfeed
オンライン名刺 
MOO
タンブラー 
投稿ツール Firefox Tombloo
        chrome Taberaleloo

Rで学ぶデータサイエンス「1.カテゴリカルデータ解析」

2010年11月15日 月曜日

統計解析言語「R」、データ解析の本としては、
比較的理解しやすい方だと思う。

統計学関連の説明が易しく書かれている。
R言語での分析にも、ページ数が割かれていて見やすく理解しやすい。
ただ、Rのソフトウェアとしての使い方については、R専門書を読んだほうがよいかもしれない。

統計的な分析は、料理の「味見」に似ている。
鍋いっぱいのデータを、ヒトサジすくって味見をして、全体の出来をみようというものだ。
データ分析でいう、「味見」は、「データモデルにどれだけあてはまるかどうか」ということだ。

よい本なんだけど、シリーズも面白そうなんだけど、
値段が高い!

「デフレの正体」 藻谷浩介 著

2010年11月14日 日曜日

「しっくりくる」本だ。

現在の日本の状況を、人口の波でみると以外にしっくりくるもんだ。
景気、地域間格差、少子高齢化ではない。
生産年齢人口(=消費年齢人口)の減少、高齢者の激増といった人口の波をみると減少がシンプルに理解できる。

・データは、「率」ではなく、「絶対数」とのバランスで分析すべき
・生産性向上は、コストダウンと付加価値アップの両面で考える。
・貨幣経済に国境はないのだから、稼いだ外資が内需にまわる仕組みづくり

解決策も、提示されている。
・高齢富裕層から若者への所得移転
・女性の就労と経営参画をあたりまえに
・労働者ではなく、観光客・短期定住客の受け入れ(生産者ではなく、消費者を輸入)
・格差解消ではなく、貧困解消
・年金、セーフネットの再構築

なかなか難しい課題ではあるが、道はあるのだ。
この本は、高齢富裕層の方にぜひ読んで欲しいと思う。
あと、世襲政治家にも。