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貧乏は金持ち
「貧乏は金持ち~『雇われない生き方』で格差社会を逆転する」
橘玲 著 講談社 2009/6/5
一人会社(この本では「マイクロ法人」とよぶ)を立ち上げ、
フリーエージェントとしての生き方を提案している。
いくつかの前提があってのお話のようだ。
・会社に勤めている人が、雇用契約から業務委託にスイッチすることを想定。
・政府が施行している施策を受けることができることを想定。
・会計の知識があること。
本書の中では、マイクロ法人はかなり魅力的に記述されているが、
法人の設立という部分が中心として説明されており、
会社を継続していくにあたって、どんなメリット・デメリットがあるかを
提示されていた方がよかったと思う。
私自身も、マイクロ法人が日本に増えてほしいと考えている。
だが、著者のいうマイクロ法人設立して、見かけは会社員と同じように
契約関係を変更するというのは、反対である。
また、マイクロ法人の方向性として、
タイミングがあれば、拡大の方向性をもって継続してほしいと思う。
そもそも、マイクロ法人を設立して大企業の傘下に入るのでは
やはり、「社畜」からぬけだせないのではないか?
大企業の下請けのマイクロ法人では、
「派遣ぎり」ならぬ、「下請けぎり」が何年か後におこり悲劇は繰り返されるだろう。
日本においては、大企業が強すぎるというのが問題点としてあげられる。
大企業が都合のいいように下請けを下請けのまま飼いならしていることで
経済、社会の新陳代謝が促進されず、停滞している感がある。
国も施策として打ち出すのであれば、マイクロ法人を
大企業に育てるような考えをもってほしいと思う。
であれば、強いマイクロ法人にはなにが必要か?
「ニッチ」「特化」という言葉はすぐに浮かぶが、
大企業との競争となるとなかなか難しいものがある。
やはり、ここは「地域密着」「地産地消」しかないのではないか。
選挙を前に、「地方分権」という言葉をよく耳にする。
地方自治体が全面的にバックアップ(優遇処置)して
地場産業を盛り上げていく。
地方分権がされれば、体力のある地方自治体は結構あるはずだ。
世の中の風向きがかわると、地域経済など見向きもしない大企業ではなく
地域経済と社会の荒波を乗り越えていくマイクロ法人が生まれないものかと
感じる今日この頃である。
人は大地から離れては生きていけない。
土に根をおろし風と共に生きよう。
種と共に冬を越え、鳥と共に春を歌おう。
~「天空の城ラピュタ」よりNo related posts.
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